映画監督 豊田利晃と世界が認めた日本人アーティストとのセッションを通じて今まで 見たことが無いOGASAWARAの世界を映し出す。

  • 2015年11月4日 |
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小笠原諸島へ行くには東京から船で25時間かけて行くしかない。
小笠原に飛行場はない。 竹芝桟橋からおがさわら丸に乗り、離れて行くミニチュアのような東京のビル群を見ていると、 都市が消えていくように感じる。
都市の価値観が通用しない領域に入っていくのを自覚する。 360度見渡す限り水平線の夜を越えていく時間は、自己変容の自覚を僕に促す。 夜が明け、船のデッキに出ると、美しいブルーの世界が目前に広がる。 カツオドリが空を舞い、島影が見えてくる。 6500万年前の海底火山で誕生した岩礁は、そのまま、そこにある。 まるで古代の風景のようだ。太古の記憶がよみがえるようだ。 父島の港に着くと、スチールパン楽隊が南国のメロディーを鳴らして出迎える。 透き通った海の下に、おびただしい数の珊瑚が透けて見える。 「ここはパラダイスかもしれない」と胸の高鳴りを覚える。 クジラがブリーチし、イルカと泳ぎ、海に飛び込めば珊瑚や魚が山ほどいて、サーフィン、釣 り、ダイビング、夢見ていた海があまりにも近い。 浜辺に行けば、枕状溶岩、クリスタル、メノウ、化石が転がり、宝石箱をひっくり返したよう な浜辺。 山へ行けば島々を見下ろせる絶景で、車道から少し入ればジャングルのような森がある。 アカガシラカラスバトやオガサワラオオコウモリなどレッドデーターバンクに載る固有種が、 のびのび生息し、夜には緑色の蛍光色を発するグリーンペペが群生する。 ここでは6500万年前と変わらない原初の地球の風景と出逢うことができる。 まさに宝島であり、ワンダーランドである。

豊田利晃

『 BONIN ISLAND 』 とは。小笠原群島は小笠原諸島の一部の名称であるが、 時折混同され、小笠原群島の意味で小笠原諸島と言うことがある。英語では小笠原諸島は Ogasawara Islands、小笠原群島は Bonin Islands(ボニン・アイランズ)である。「ボニ ン」は江戸時代の「無人島」(ぶにんしま、ぶにんじま)という呼び名に由来する。
Wikipedia 参照 https://ja.wikipedia.org/wiki/小笠原諸島